2020年から2021年にかけて、福井市中央公園で毎週金曜の夜に「ナイトピクニック」を開催しました。新型コロナウイルスの影響で、屋内に人が集まることが難しかった時期。屋外空間を使って、街なかに安心して立ち寄れる居場所をつくろうと始まった取り組みです。

人が集まりにくい時期にも、街なかに居場所を
会場となった福井市中央公園は、福井市役所や福井県庁に隣接する、まさに街の中心にある公共空間です。広い芝生にタープを張り、チェアや敷物、明かりを用意して、仕事や学校の帰りにも気軽に立ち寄れる夜の居場所を整えました。
屋内で密集することを避けながらも、人とのつながりまで失わないこと。大がかりな催しではなく、毎週同じ曜日に明かりが灯り、誰かがいる。その小さな安心感をつくることを大切にしました。

タープと明かりで、公園を夜のリビングに
芝生広場には、スノーピークのタープを中心に、その日の企画や天候に合わせて過ごす場所を設営しました。幕体が屋根になり、チェアや敷物が加わることで、日中の公園とは異なる、落ち着いて滞在できる風景が生まれます。
会場にはキッチンカーや露店にも出店してもらい、食事や飲み物を楽しみながら、それぞれの時間を過ごせるようにしました。市役所や県庁に近い場所ということもあり、時には福井県知事がふらりと立ち寄ってくださることもありました。

毎週続けたからこそ、企画する人が増えていった
ナイトピクニックを重ねるにつれて、活動は少しずつ広がっていきました。大学生が「若者の遊び場をつくりたい」と企画を持ち込み、自分たちで公園の過ごし方を考える動きも生まれました。
用意されたイベントに参加するだけでなく、この場所で何かをやってみたいと思う人が現れる。継続して場を開くことが、新しい担い手やアイデアを育てるきっかけになりました。
毎週の企画から設営、実行までを担当
主催は、当時福井市庁舎の一角を拠点に活動していた一般社団法人地域フロンティアラボラトリーです。canvas代表は同法人の理事も務め、canvasとして毎週の企画、出店者との調整、会場づくり、当日の実行を担当しました。
公共空間を一度だけ華やかにするのではなく、毎週無理なく続けられる規模と運営を考えること。ナイトピクニックは、道具による空間演出と、地域の人が関われる仕組みを組み合わせた実践となりました。
公園や広場を活用した継続イベントをご検討の方へ
単発イベントの会場設営だけでなく、地域に定着する継続的な場づくりについてもご相談ください。企画の目的に合わせ、道具の選定から現地での実行までを一緒に組み立てます。